(分析)宝塚記念のファン投票選出馬の成績

ファン投票による優先出走

宝塚記念は有馬記念と同じく、ファン投票(+収得賞金)によって出走馬が決められる。

通常はステップレースやトライアルの勝馬あるいは上位入線馬に与えられる優先出走権をファン投票(の得票数)によって優先出走権を得る特殊なレースだ。

ファン投票による優先出走の対象となるのは、「特別登録馬の中で、ファン投票の得票数が多い上位10頭の馬」と定められている。

当然人気馬や強い馬が上位に来ることが多いわけだが、中には強いのに(強すぎて)人気は低いとか勝てないのに人気がある馬もいるわけで、必ずしも実力とイコールにはならない。これは、競馬に限ったことではないのだが。

選出馬の成績

それでは、実際に選出された上位10頭 はどのような実績を残しているのかを確認してみよう。

まずは、例として昨年(2016年)の結果を取り上げてみる。(「−」は不出走)

得票順 馬名 人気 着順
1 キタサンブラック 2 3
2 ラブリーデイ 4 4
3 ショウナンパンドラ
4 ゴールドアクター
5 ミッキークイーン
6 ドゥラメンテ 1 2
7 マリアライト 8 1
8 モーリス
9 リアルスティール
10 マカヒキ

 

昨年は、選出された10頭中4頭しか出走しなかったわけだが、その4頭が上位を独占している。

もう一例、一昨年(2015年)はどうだったか。

得票順 馬名 人気 着順
1 ゴールドシップ 1 15
2 エピファネイア
3 ラキシス 2 8
4 スピルバーグ
5 キズナ
6 ドゥラメンテ
7 トーホウジャッカル 7 4
8 ワンアンドオンリー 4 11
9 イスラボニータ
10 トゥザワールド

 

この年は、ゴールドシップがゲートで立ち上がってしまい、大きく出遅れた。本格化したラブリーデイが優勝し、デニムアンドルビー、ショウナンパンドラの牝馬2頭が入り、大波乱となった。昨年と違って、選出馬は馬券に絡むことはなかった。

 

過去数年分を遡って調べてみよう。スペースの都合上、馬名と人気は省略している。

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
2016 3 4 2 1
2015 15 8 4 11
2014 1 7 9 11 3
2013 1 3 4 5
2012 1 2 6 4 12 7
2011 2 4 10 3 13 5
2010 2 4 13 10 8
2009 3 1 5 6
2008 2 5 9 14 12
2007 2 6 12 1 8 3
2006 1 9 4
2005 3 7 8 4 15

 

馬名・人気も確認したい場合は、こちらの画像でどうぞ。
宝塚記念ファン投票

 

 

ファン投票選出馬の狙い目は?

先程の表で明らかになったことがある。

ファン投票で1位に選出された馬は、必ず馬券に絡んでいる。

例外は2015年だが、先述したようにこの時はゴールドシップが単勝1.9倍で断然人気だった。宝塚記念3連覇がかかっており、阪神大賞典、天皇賞(春)を連勝して臨んでいたことから、可能性は高いと思われていたが、わずかなタイミングの差であのような結果となってしまった。普通に出ていれば十分馬券に絡んでいたことだろう。

もう一つ。1位の馬が出走しなかった場合、2位の馬が馬券に絡んでいることがわかる。

つまり、「ファン投票で選出されて出走してきた最上位馬」を中心に考えるべきということだ。

 

今年は、キタサンブラックが2年連続でファン投票1位となった。ファン投票によらず、現在の状態だと死角が見当たらない。

春の古馬G1レース3連勝がかかっているし、秋には海外遠征の可能性もあるようだから、ここでは負けられないだろう。サトノダイヤモンドやマカヒキ、ゴールドアクターなどの有力馬が不出走の中、断然人気になるのは間違いないだろう。

 

逆転可能とは言わずとも脅かす馬もしくはヒモ穴となる馬がいるのか。そのあたりは、枠順発表後に検討していきたい。