NHKマイルカップ 2017の振り返り

レース情報

出走馬

フルゲート18頭。皐月賞・桜花賞から各3頭、NZTから5頭が出走。

今年は牝馬レベルが高いということもあって、桜花賞4,5着のカラクレナイ、アエロリットが1,2番人気となった。皐月賞をスキップして駒を進めてきたモンドキャンノ、皐月賞組のアウトライアーズ、桜花賞組のミスエルテが続いた。

1人気のカラクレナイの最終オッズが単勝 5.0倍、続くアエロリットが 5.8倍。10人気までが20倍以内で、100倍を超えるのはナイトバナレット 1頭のみということからもわかるように、抜けた馬がおらず混戦の状況だった。

レース条件

東京競馬場の芝1600m Aコース。天候は曇りでも馬場は良の発表。

かなり速い馬場だったと言えるだろう。2レース前の第9R 湘南S(1600万)の走破タイムは 1.33.8と平凡だったが、5着のマリオーロは上がり3F 32.9秒。14頭中 9頭が33.5秒以下だった。

ペースは平均でも上がり勝負、つまり前が有利ということだろう。

 

予想

予想記事でも書いたが、当初の本命はレッドアンシェルだったのだが、最終的にはレーティング値の低さと鞍上、大幅な体重減から▲評価とした。

今回は、桜花賞組、皐月賞組が有力と考えて印をつけた。

レーティング情報

詳細は後述するが、過去3年間の勝馬はレーティング値が110〜111だった。

今回、109〜110のレーティング値を持つのは5頭だった。

最終予想

レーティング上位5頭とレッドアンシェルを加えた6頭に印をつけた。

桜花賞の結果からまだ伸びしろがあるだろうと思ったことと、鞍上の横山騎手はこのレースと相性が良い(1-2-1-7)ことなども考慮して、アエロリットを◎とした。

◎ 16 アエロリット
○ 3 アウトライアーズ
▲ 15 レッドアンシェル
△ 4 カラクレナイ
△ 5 プラチナヴォイス
△ 18 ガンサリュート

【アプリ推奨馬】
キョウヘイ、アウトライアーズ、タイムトリップ

購入馬券

アエロリットの単勝と馬連、レッドアンシェルの単勝、2頭を頭にした3連単

単勝:15,16
馬連:15-3,4,5,15(4点)
3連単:15,16→3,4,15,16→1,3,4,8,15,16,18(30点)

的中馬券

※画像は、Club A-PAT の投票照会サービスから引用

 

レース結果

展開・着順

アエロリットが絶好のスタート。ナイトバナレットが遅れた以外は、ほぼ一団での先団争いとなった。ボンセルヴィーソがハナに立ち、すぐ後ろにモンドキャンノが続く。アエロリット、ガンサリュートの2頭は一団から離れて馬場の良い外目を進む。カラクレナイは中団のラチ沿い、アウトライアーズ、ミスエルテは後方で脚をためる。

ほぼ一団で進み、3〜4コーナーの中間付近でアエロリットが早めに進出し、4コーナーでは先頭に並ぶ。後方の有力馬はなかなか動き出せない様子。

直線に入り、ボンセルヴィーソが最内を進む。アエロリットは内から8頭分ほど外側を通って、他馬を引き離しにかかる。後方からリエノテソーロが一気に差してくる。さらにその外にはレッドアンシェル。ミスエルテはさらに外。カラクレナイ、アウトライアーズはなかなか伸びてこない。

アエロリットがそのまま抜け出して優勝。追い上げたリエノテソーロが2着。ボンセルヴィーソが逃げ粘って3着。1人気のカラクレナイは17着、アウトライアーズは13着と惨敗。

各馬情報

アエロリット(2人気 1着)
絶好のスタートから好位で進み、早め先頭から押し切る。終始、馬群と離れて馬場の良い所を進んでの快勝。走破タイム 1.32.3 は、前5年と比べても速い時計だった。昨年のメジャーエンブレム(1着)と同じローテーション(クイーンC→桜花賞→NHKマイルC)。

アウトライアーズ(4人気 13着)
今回も後方からの競馬だったが、直線ほとんど伸びなかった。ローテーション(スプリングS→皐月賞→NHKマイルC)は、昨年のロードクエスト(2着)と同じだったし、調教も問題ないように見えたのだが。皐月賞同様、速い競馬への対応が難しかったか。

レッドアンシェル(7人気 4着)
道中は10番手あたりを追走。直線では外目を差してきたものの上位2頭との差は詰まらなかったが、3着馬とはクビ差まで追い上げた。上がり3F 34.2秒はリエノテソーロに次いで2位。次走、馬体が戻ればさらに期待したい。

カラクレナイ(1人気 17着)
中団のラチ沿いを進んだが、直線では全く伸びず 17着と惨敗。原因はわからないが少々負けすぎ。

プラチナヴォイス(8人気 11着)
右回りだと内へささるが今回初めての左回りで直線では最内から外へ外へ。今回ブリンカーは未装着だったが、操縦の難しい馬のようだ。この馬もアウトライアーズと同じローテーションで、調教でも好時計を出していたのだが。

ガンサリュート(12人気 18着)
大外枠からスタート良く勝馬の後ろを追走したが、直線では全く伸びずシンガリ負け。2走前の京成杯では良い脚を使っていたのだが、前走毎日杯では負けすぎていた。近年は毎日杯組は苦戦しているし、好走していなければ本レースでは厳しいようだ(過去分析にも書いた通りだ)。

リエノテソーロ(13人気 2着)
比較的好スタートで先団につける。直線では一気に追い上げ、勝馬に並びかけそうな勢いだったが、勝馬が一枚上だった。しかし上がり34.0秒はメンバー中最速。全5走中 2走は地方出走。重賞も初挑戦でアネモネSからの参戦も初めてのケースで軽視してしまった。

ボンセルヴィーソ(6人気 3着)
スタートはそれほど良くなかったが、向こう正面半ばでハナに立つ。4コーナーでトラストなどに並びかけられるが、内を渋とく粘って3着を確保。調教も松山騎手がまたがり、一週前にはCWで好時計を出していた。

 

所感

オッズ的にもレース内容も大混戦だったが、アエロリットの強さ、リエノテソーロとレッドアンシェルの差し脚、ボンセルヴィーソの逃げが目立った。一方で有力視されていたカラクレナイやアウトライアーズ、モンドキャンノは結果を残せなかった。

注目の桜花賞組は(1,7,17着)、皐月賞組は(8,11,13着)と優勝したアエロリット以外は惨敗。来年以降もよく見極めたい。

 

なお、本レース出走馬の次走成績について調べてみた。
過去3年 54頭の次走だが、本レースで引退したメジャーエンブレム以外の53頭は、3-2-7-41 となっている。最も多かったのは日本ダービーだが、0-0-0-9 で全く結果を残せていない。

好走する傾向としては、夏競馬や秋の1000万条件に出走した場合はある程度期待できる。人気を落としていることが多いので狙い目でもあるので覚えておこう。

 

予想について

今回は注目していたレッドアンシェルとレーティング上位の5頭に印をつけた。

過去5年分の勝馬のプレレーティング値(当年Max値)はこうだった。単純ではないが、110あたりが目安といえるだろうか。

勝馬 プレレーティング(順位) 最高値
2016 メジャーエンブレム 111(1位) 111
2015 クラリティスカイ 111(1位) 111
2014 ミッキーアイル 110(1位タイ) 110
2013 マイネルホウオウ 106(2位タイ) 108
2012 カレンブラックヒル 107(4位) 109

では今年はどうだったか。プレレーティングの最高値は110だった。

馬名 着順 プレレーティング(順位) 前走値
アウトライアーズ 13 110 M 111
カラクレナイ 17 110 M 110
プラチナヴォイス 11 109 M 112
アエロリット 1 110 M 110
ガンサリュート 18 109 I

 

もちろん、この表の値だけで決めたわけではないが大いに参考にはできたと思う。ただ、馬券的には悔いの残る結果となったのが残念である。