皐月賞 2017の振り返り

レース情報

出走馬

フルゲート18頭立て。注目は牝馬のファンディーナ。牝馬の参戦は、2014年のバウンスシャッセ以来、2000年以降では2頭目である。
デビューから3連勝し、中3週のローテーションで皐月賞に参戦してきた。
勝てば69年ぶりの快挙ということや、今年は牝馬のレベルが高く、牡馬は相対的に低く感じるという意見もあって人気を集めたのだろう(最終オッズは 2.4倍)

好走実績が多い前走共同通信杯を勝利したスワーヴリチャード(7.0倍)、弥生賞勝利のカデナ(7.2倍)が続いた。
20倍未満が5頭だった桜花賞に比べて、皐月賞は8頭と混戦模様だ。

条件

3回中山最終日の8日目。芝Bコースも3週目。天候晴れで良馬場だったが、内の方は力がいる馬場だったと思う。
また、映像を見ると前後のレースも含めて風は比較的強かったようである。気象庁のサイトで調べてみると南西〜南南西の3m/sを超える風だった。
これは、4コーナーから2コーナー方向(ホームストレッチが追い風)となる。ちなみに陸上競技の追い風参考記録は風速2m/s以上である。

 

予想内容

予想

予想記事で書いた通り、ペルシアンナイトに注目していた。また、レーティング情報を重視した予想をしてみた。

7 ペルシアンナイト
詳細は予想記事を参照願いたいが、昨秋から注目していた馬である。前日までは思ったほど人気がなく、シメシメと思っていたほどである。

8 ファンディーナ
牝馬ということやデビューから3連勝、前走フラワーCでも圧勝ということから断然人気を背負っていた。実力的には遜色ないが、人気とは釣り合わないと判断し4番手評価に。

2 スワーヴリチャード
前走実績が好調の共同通信杯の勝馬。東スポ2歳S→共同通信杯のステップは2014年のイスラボニータと同じ。レーティング数値も高く、好走は間違いないと考えた。

4 カデナ
京都2歳S、弥生賞を連勝。レーティング数値(中距離)はトップだった。ここ10年で弥生賞勝馬は皐月賞勝利が1度(2010年ヴィクトワールピサ)というところが気になり3番手評価に。

正直な所、この4頭以外は明らかに消しの馬数頭を除けば、他の馬は混戦で決め手がなく横一線の感じだった。最後はレーティング情報から、5 レイデオロ、11 アルアイン、12 アメリカズカップを選んだ。

最終予想

ペルシアンナイト
スワーヴリチャード
カデナ
ファンディーナ
レイデオロ
アルアイン
アメリカズカップ

(アプリ予想)
 買い:ファンディーナ、ダンピュライト、アルアイン
 微妙:スワーヴリチャード、サトノアレス、ウインブライト
 消し:マイスタイル、ペルシアンナイト、クリンチャー
 穴馬:キングズラッシュ

購入馬券

とにかくペルシアンナイトにかけた。
単勝:7
複勝:7
馬連:7-2,4,8,11(4点)
三連複:7-2,4-2,3,4,5,6,8,11(11点)

馬券成績

ペルシアンナイトは惜しくも2着で単勝はハズレ。ヒモ抜けで三連複もハズレ。
だが、複勝(320円)と馬連(8,710円)をゲット。
馬券

※画像は、Club A-PAT の投票照会サービスから引用

 

レース結果

展開・結果

大きな出遅れはなく、スタートはほぼ横一線。ファンディーナ、アルアイン、アダムバローズ、トラストが前へ。中団は一団でサトノアレスがやや後方で1コーナーへ。アダムバローズがハナに立つ。向こう正面入り口では、ファンディーナは4番手、アルアイン、ダンビュライトが続く。スワーヴリチャードは中団馬群の中、ペルシアンナイトはやや後方の内を進む。カデナ、レイデオロ、サトノアレスが後方。向こう正面中ほどでペルシアンナイトが空いた内をスルスルと押し上げ、先団に取り付く。カデナもその後を追って中団まで進出。3コーナーを回って残り3ハロンでトラスト、クリンチャーがアダムバローズを交わして先頭に立ち4コーナーへ。
ファンディーナがそれらを交わして先頭に立つ勢いだったが、その内からアルアイン、外からダンピュライトに交わされる。ペルシアンナイトは最内から一気に先頭をうかがう。最後はアルアインが凌いで勝利。ペルシアンナイトが2着、ダンピュライトが3着。ファンディーナは7着に敗れた。

各馬の情報

ペルシアンナイト(4人気 2着)
やや後方だったが向こう正面でうまく押し上げ、直線もよく伸びて一瞬勝利が見えたものの最後は勝馬に屈する。各コーナーでややごちゃついたが、それよりもやはり距離的にギリギリだったのだろうか。

スワーヴリチャード(2人気 6着)
中団追走。4コーナーでは外に出したところでは手応えがありそうだったが、思ったほど前が止まらず差が縮まらなかった。騎手コメントなどではほとんど右手前のままだったそうだ。次の舞台ではその心配はなさそうだ。

カデナ(3人気 9着)
後方追走。向こう正面後半ではペルシアンナイトの後ろからラチ沿いを上がったものの案外伸びがなかった。前半もやや遅れていたし、速い時計に対応できなかったか。

ファンディーナ(1人気 7着)
4番手追走、良い手応えで直線に向いたが伸びず、差し馬に交わされてしまった。三連勝とはいえ、一線級との対戦は初めてで人気ほどの実力ではなかったか。次走が気になる所だ。

レイデオロ(5人気 5着)
実はこの馬もデビューから三連勝だった。本来ならもう1戦したかったところだが、ホープフルS以来ぶっつけとなった。ややアオったこともあって道中は最後方あたりだったが、直線ではよく伸びた。ややエンジンのかかりが遅く感じたのは久々のせいか。この馬もダービーに出てくれば大いに期待したい。

アルアイン(9人気 1着)
初めての長距離輸送も全く問題なかった。道中はファンディーナのすぐ横あたりをほぼ並走していたが、4コーナー手前ではやや遅れた分だけごちゃついた。それでも最後はよく伸びてペルシアンナイトに競り勝った。

アメリカズカップ(15人気 18着)
好位で運びたかったところだが、外の馬たちにスピード負けして中団やや後ろの位置取りになってしまった。多頭数でスピード決着のレースには向かないようだ。

ダンピュライト(12人気 3着)
ファンディーナのやや後ろを追走。4コーナーではやや置かれたがよく伸びた。1,2着馬の脚には屈したものの3着を確保したのは、鞍上の好騎乗だろう。今回もパドックでは後回しだった、このあたりに成長が見られれば期待できそうだが。

クリンチャー(13人気 4着)
好スタートから3番手追走。4コーナーでは先頭に立って押し切りをはかるが粘りきれず。重賞初挑戦、しかもG1ということを考えれば大健闘の4着だろう。

 

 

所感

ファンディーナは直線で伸びそうだったが、思ったほど伸びず。やはり人気が先行していたようだ。戦前の予想通り混戦の結果となった。9人気のアルアインが勝利し、12人気のダンピュライトが3着、4着のクリンチャーは13人気。一方で、有力馬はペルシアンナイトが2着だったものの、やや物足りない結果となった。敗れた各馬も次走での巻き返しを図ってくるだろうし、これからの伸びしろに期待したい。

さて、桜花賞に続いて今回もレーティングを参考にしてみた。今回は混戦で評価が難しかったもが、結構参考になったと思っていて、精度を上げるため研究を進めたいと思っている。

馬名 着順 人気 レーティング順位
(当年/前年)
レイティング
順位
アルアイン 1 9 8 / – 5
ペルシアンナイト 2 4 8 / 9 3
ダンピュライト 3 12 8 / 8 14
クリンチャー 4 13 15 / – 18
レイデオロ 5 5 – / 2 7
スワーヴリチャード 6 2 2 / 3 10
ファンディーナ 7 1 8 / – 5
カデナ 9 3 1 / 3 1

 

昨年は当年順位上位6頭が、1〜6着を占めたが、今年はくしくも当年8位が上位3頭を占めている。

これは、昨年はマカヒキ(116)を筆頭にリオンディーズ(115)、サトノダイヤモンド(113)と高い値を示す馬たちがいたのだが、今年はカテナ(113)がトップで、スワーブリチャードほか2頭が111で並び、110(5位タイ)が3頭、109(8位タイ)が何と5頭(昨年だと109は7位タイで2頭)もいて明らかに混戦ムードだった。

<追記>イメージしやすいように下表を追記しました。

皐月賞

 

なお、予想にあたっては、単純な順位だけで決めたわけではなく、対象レースのレーティングなどを絡めて多少の計算をしたものを使った。詳しくは書かないが、もう少し精度を上げていければと思う。もちろん天皇賞でも参考にする予定だ。