桜花賞とレーティング

レースの予想をする方法は数多くある。

特にG1レースなどでは、過去のレース傾向などがよく使われるのだが、実際にはデータ通りにならないことも多い。
ところで、馬の実力を示す指標の一つにレーティングがある。

レーティングって?

レーティングとは何か?JRAのサイトに説明がある。

競走馬の能力を示す客観的な指標となるもので、着差・負担重量・過去の勝馬との比較などをもとに、国際的に統一された基準により、数値化したもの

JRAのサイトにはG1レースのプレレーティング(当年度のレースで獲得した最高値と前年度のJPNランキングの数値)が掲載されている。(今年の桜花賞のプレレーティング

また、専門紙などでも独自の指標を出している場合がある。

例えば、競馬ブックでは「レイティング」という名称のものがあって、実際に予想の参考にしている。

デビュー戦以降の対戦メンバーや成績を数値化した「能力値」。 特に最近の成績により重みを置いて算出

 

もちろん、これらの数値も参考値であり、出走馬の当日の状態や調教内容、天候/馬場など他の要因も多くあるが、どの程度有効に使えるのかを確認してみたい。

参考になるの?

まずは昨年の上位馬のレーティング(レイティング)と結果を見てみよう。

着順 馬名
(騎手)
人気
単勝オッズ
レーティング
値と順位
上:2015
下:2016
競馬ブック
レイティング
順位
1着 ジュエラー
(M.デムーロ)
3人気
5.0倍

107(3位)
7位
2着 シンハライト
(池添謙一)
2人気
4.9倍

108(2位)
2位
3着 アットザシーサイド
(福永祐一)
6人気
36.9倍
104(6位)
102(8位)
3位
4着 メジャーエンブレム
(ルメール)
1人気
1.5倍
111(1位)
111(1位)
1位
5着 アドマイヤリード
(藤岡康太)
13人気
248.9倍

12位
6着 ラベンダーヴァレイ
(戸崎圭太)
5人気
30,2倍

104(5位)
13位
7着 レッドアヴァンセ
(武豊)
4人気
22.0倍

103(7位)
8位
8着 ブランボヌール
(三浦皇成)
10人気
129.6倍
105(3位)
11位
9着 ビービーバーレル
(石橋脩)
12人気
222.2倍

104(5位)
11位
10着 デンコウアンジュ
(川田将雅)
7人気
38.3倍
105(3位)
3位
11着 メイショウスイヅキ
(松山弘平)
14人気
276.2倍

16位
12着 ウインファビラス
(松岡正海)
9人気
92.1倍
107(2位)
9位
13着 キャンディバローズ
(菱田裕二)
11人気
169.7倍
105(3位)
102(8位)
6位
14着 カトルラポール
(秋山真一郎)
17人気
437.6倍

17位
15着 ジープルメリア
(松田大作)
16人気
357.0倍

14位
16着 メイショウバーズ
(古川吉洋)
18人気
471.8倍

15位
17着 ソルヴェイグ
(蛯名正義)
8人気
76.9倍

105(4位)
5位
18着 アッラサルーテ
(和田竜二)
15人気
357.0倍

100(9位)
9位

*レーティング順位は、2015年、2016年それぞれの順位
*競馬ブックのレイティングは順位のみ記載(公開されている情報ではないと思うので)

基本的にはレーティングもレイティングも上位の馬たちの成績が良さそうだ。

 

なおレーティングを参照する時、気をつけないといけないのは、そのレーティングを獲得した対象レースも確認する必要があるだろう。

例えば、キャンディヴァローズ、デンコウアンジュ、ブランボヌールの3頭は2015年のレーティングが105と同じだが、対象レースが異なる。

キャンディヴァローズ(ファンタジーSG3 1着)
デンコウアンジュ(アルテミスS G3 1着)
ブランボヌール(阪神ジュベナイルFG1 3着)

また、例えばブランボヌールはファンタジーSでは3着、キャンディヴァローズは阪神JFで9着であるからややこしい。

さらに前の成績は?

ではさらに遡って調べてみよう。

なお、数値は省略。順位のみ表示した。順位はプレレーティング(出走馬中ではなく出走登録馬中の順位)

施行年 馬名 人気 レーティング順位
(当年/前年)
 レイティング
2016年 1 ジュエラー 3 3位 / – 7位
2 シンハライト 2 2位 / – 2位
3 アットザシーサイド 6 8位 / 6位 3位
2015年 1 レッツゴードンキ 5 5位 / 1位 2位
2 クルミナル 7 8位 / – 13位
3 コンテッサトゥーレ 8 13位 / – 10位
2014年 1 ハープスター 1 1位 / 2位 1位
2 レッドリヴェール 2 – / 1位 4位
3 ヌーヴォレコルト 5 4位 / – 6位
2013年 1 アユサン 7 15位 / 6位 7位
2 レッドオーヴァル 2 3位 / – 10位
3 プリンセスジャック 14 – / 8位 14位
2012年 1 ジェンティルドンナ 2 4位 / – 9位
2 ヴィルシーナ 4 3位 / – 7位
3 アイムユアーズ 3 2位 / 2位 1位
2011年 1 マルセリーナ 2 6位 / – 9位
2 ホエールキャプチャ 1 2位 / 2位 1位
3 トレンドハンター 4 3位 / – 5位

 

結論は?

レーティング/レイティング値が上位の馬は馬券によく絡んでいるので、人気でも軸にするべきだろう。

気をつけるとすれば、以下の様なことだろうか。

  • プレレーティングは出走登録馬なので、上位の馬が出走しない場合があること
  • 前年→今年で数値が急下降している場合は、要注意
  • 単純数値だけでなく、その数値の対象レースも確認しよう
  • 数値が低くても激走するパターン(好走理由)があること
  • 数値が高くて凡走するパターンもある
  • 横並びの数値が多い(つまり実力拮抗)時と飛び抜けている時の違い

などなど、詳しく書くとキリがないので、このあたりにしておこう。

 

今年の予想は、レーティングにも比重をおいてみようかと思っている。