競馬って儲かるの?

競馬はギャンブル?

世間話などで「競馬やってますよ」っていうと、「儲かってるの?」と聞かれることが多い。

このように聞く人は、ほとんど競馬を知らない(やったことがない)人だと思う。

確かに一般的には 競馬=ギャンブル(馬券)のイメージが強いのだろう。

例えば、一般の新聞やニュースで競馬が話題になるのは高額配当金が出た時ぐらいなことからもわかる。

もちろん競馬の楽しみ方は馬券だけではないのだが、今後も競馬=ギャンブルの図式は変わらないのだろう。

 
そもそもギャンブルとは何だろう。

『大辞林』(第三版)に見ると、ギャンブルとは賭け事、博打、投機のことで、つまりは金品を賭けて勝負をすることのようだ。

そういう意味では、馬券(正確には勝馬投票券)はギャンブルなのだろう。

では儲かるのか?

控除率とか言われているもの

馬券は売上額(購入された金額の総額)が全て払戻額となるわけではなく、払戻率と呼ばれる値を乗じたものが払戻額となる。

競馬法を見てみると

(一部を抜粋)
勝馬投票法の種類ごとに、勝馬投票の的中者に対し、その競走についての勝馬投票券の売得金の額に百分の七十以上農林水産大臣が定める率以下の範囲内で日本中央競馬会が定める率を乗じて得た額に相当する金額を、当該勝馬に対する各勝馬投票券に按分して払戻金として交付する。

農林水産大臣が定める率というのは80%と決められているので、売上の70〜80%を払戻金にするということである。

現在、9種類の券種が発売されているが、それぞれに払戻率が決められている(平成26年6月7日以降の場合)

券種 単勝 複勝 枠連 馬連 ワイド 馬単 三連複 三連単 WIN5
払戻率 80% 80% 77.5% 77.5% 77.5% 75% 75% 72.5% 70%

 

厳密に言えば、競走除外による返還やキャンペーンなどによる上乗せなどにより多少の変動がある。

ちなみに的中者がいない場合は、特払いと言って払戻率に応じた金額(単勝なら100円につき70円)を払い戻すことになっている。

例えば、単勝の場合、単勝馬券売上額が1000万円だった場合、払戻率80%を乗じた800万円が払戻の原資となり、的中者に配分されるわけである。残りの20%がJRAの取り分(実際には国庫納付金なども含まれるわけだが)となる。

このJRAの取り分がいわゆる控除率と呼ばれるものだ。(還元率と表現されることもある)

だいたい平均すると75%程度で、競輪など他の公営競技も同様である。サッカーくじや宝くじは50%程度である。

例えば、現在発売されているグリーンジャンボ宝くじの場合、

1ユニット(1000万枚)単位で見た場合、売上額は1枚300円なので30億円。当選金額は1〜5等と特別賞合わせて14億5000万円(当選番号の重複などがない場合)なので、払戻率は48.3%となる。

ただ、サッカーくじや宝くじは当選金が非課税なので高額当選した場合でも税金の心配はない。

では儲からない?

よく言われるのが、控除率が25%だから100円の投資で75円しか返ってこないんだから儲からないみたいなこと。

例えば、適当に単勝馬券(払戻率80%)を買い続ければ、確率的に80%に近い回収率になるというのは恐らく正しい。

だが、必ずしもそうではない。

そもそもお金が返ってくるのは的中した時だけなのだ。まずは的中しないと話にならないのである。

考えるべきなのは、控除率ではなくて的中率。加えてその払戻額を合わせた回収率ということになる。

つまりは、当たらなければ儲からない。当たれば儲かる(可能性がある)ということなのである。

知り合いにはいないが、世の中には馬券で生活している人もいるらしいから儲かるかもしれないんだろう。

結局のところどうなの?

儲かる=お金が増えるということだろう。

1万円の手持ち金が2万円になったら儲かったと言えるだろう。では、1万1千円なら?1万100円なら?

では、先週は1万円増えたけど今週は5千円減った。さらに言えば有馬記念では儲かったけど、1日トータルではマイナスだった。

どれくらいの期間で、どれくらいの金額なら「儲かった」と言えるのかは、人それぞれの考え方だと思う。

一般的には年間(少なくとも月間)ぐらいの期間で考えるべきだろう。

儲かったかどうかは金額はさておき、回収率が100%を超えるかどうかということになる(諸経費などは除く)

ちなみに、自分の年間回収率を調べてみた(2006年以前はデータが残ってない)

2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016
回収率 70.4% 144.1% 76.2% 91.7% 55.1% 66.3% 72.6% 61.3% 76.3% 83.3%

 

 

回収率が100%を超えたのは1度だけである。2011年だとほぼ半減している計算になる。こうして見てみると儲かるどころか払戻率さえクリアできていないことも多いことがわかる。

少なくとも現状の成績では、儲からないとしか言えないのが悲しいところだ。

 

頑張って、競馬は儲かるよ と言えるようになりたいね。