【レース回顧】有馬記念 2017

このレースがラストランとなるキタサンブラックがやはり人気を集め、単勝オッズ 1.9倍で1番人気。3歳馬スワーヴリチャードが 4.5倍、ジャパンカップで初G1制覇のシュヴァルグラン 6.7倍、宝塚記念を勝ったサトノクラウンが9.8倍でこの4頭が10倍を切った。続く5人気のミッキークイーンは 19.6倍と少々差が開いた。

予想

絶好枠を引いたキタサンブラックは外せないが、好調持続のシュヴァルグランを本命に。今年はレベルが高いと言われる3歳馬だが、スワーヴリチャードは人気過ぎ、伸びしろの有りそうなブレスジャーニーを▲など、人気馬優勢ではあるがヒモ荒れにも注目してみた。

◎ (10) シュヴァルグラン
○ (2) キタサンブラック
▲ (4) ブレスジャーニー
★ (14) スワーヴリチャード
△ (1) ヤマカツエース
△ (5) トーセンビクトリー
△ (9) サクラアンプルール

購入馬券

◎シュヴァルグランからの馬券が中心だが、少々穴っぽい馬券も購入した。

単勝:10、4
複勝:4
3連複:10 – 2,4,14 – 1,4,5,6,9(14点)
3連単:2→10,14→5,10,12,14(6点)
ワイド:5 – 2,4,10,14(4点)

レース結果

展開・結果

好スタートからキタサンブラックがハナに立つ。シャケトラ、ヤマカツエースなどが続く。シュヴァルグランは中団、スワーヴリチャード、サトノクラウン、ミッキークイーンらは後方を進む。1000m を1.00.6あたりのスローペースだが、隊列は変わらず。レースが動いたのは3〜4コーナー中間付近。後方の馬も徐々に進出を始める。直線に入ってもキタサンブラックが先頭で逃げ切りを図る。外目からシュヴァルグラン、スワーヴリチャードが勢い良く伸びてくるが、一瞬ごちゃつく場面があった。その内をクイーンズリングが伸びてくるが前との差は縮まらず、キタサンブラックが逃げ切った。

各馬状況

シュヴァルグラン(3人気 3着)
中団やや後ろからのレース。4コーナーではやや外目を通り伸びを見せたが、直線半ばでスワーヴリチャードに寄られて不利を受ける。勝ちはともかく2着はあったと思われるだけに残念。次走からの鞍上も気になるが、来年はこの馬が中心の1頭となるのは間違いない。

キタサンブラック(1人気 1着)
絶好枠から好スタートを決めるとマイペースに持ち込み、後続を寄せ付けず逃げ切り。有終の美を飾った。改めてこの馬の強さ、タフさを見せつけられた感じだ。

ブレスジャーニー(12人気 12着)
長期休養があり、伸びしろがあると期待したのだが、スタートで出遅れやや後方を追走。直線では前の馬群のごちゃつきの影響も受けたが、伸びそうには見られなかった。経験不足の面もあるだろうが、距離が少し長そうだ。

スワーヴリチャード(2人気 4着)
後方集団を追走し、4コーナーでは大外を回って伸びてきたが、直線で内に寄れてしまう。スムーズなら2着まではあったと思われる。確かに右回りが得意ではないのかもしれないが、コーナーのきつい中山のコースが苦手なのではないだろうか。それでも今後の成長に期待。

ヤマカツエース(6人気 10着)
絶好枠だったので、もう少し積極的なレースを見たかった。キタサンブラックの後ろをついて行っても勝てないのは目に見えていたはずだ。

トーセンビクトリー(15人気 14着)
このレースに相性が良い血統に期待してみた。直線では3〜4番手で期待もしたのだが、最後は後続に飲み込まれてしまった。

サクラアンプルール(13人気 16着)
直線に入るとシュヴァルグランと並んで差してきたものの、外から寄られて大きく不利を受け後退してしまう。手応えもまずまずだったので残念。

クイーンズリング(8人気 2着)
枠も良かったが、好位で運んで最後の直線では内を伸びて、2着を確保した。この馬もラストランなのは残念。

ルージュバック(10人気 5着)
今回は全く評価していなかったのだが、上がり最速(34.3)で掲示板を確保。やはり実力はある。

  所感

キタサンブラックの強さが目立ったが、他馬(の騎手)のレース運びの責任でもあるだろう。好枠で好スタートだったとはいえ、競りかける馬もなく有力馬の多くは後方。このペースでは好位組も後方組もキタサンブラックを負かすのは無理だった。直線のごたごたもあり、何となく興味を削がれた感じがしたし、予想方法を少し考え直さないといけないと感じた。

来年への覚書

展開・脚質
内枠の先行馬が有利なことが改めて証明されたし、外枠の差し馬にも気をつける必要がある。

レーティング
予想記事で書いたが上位馬が2頭以上絡む。一方で下位馬の好走も見られる。この辺りはもう少し分析が必要だ。

前走
G1組が今年も好走。アルゼンチン共和国杯の勝ち馬は要注目だ(一昨年はゴールドアクター、今年はスワーヴリチャード。昨年のシュヴァルグランはJC3着後に出走)。

その他
血統から△をつけたトーセンビクトリーは見せ場があったし、中山巧者のサクラアンプルールも直線の不利がなければ掲示板に載っていた可能性もあるだろう。クイーンズリングは鞍上の手腕も大きかったと思う。2012年に10人気で2着したオーシャンブルーもルメール騎乗だった。