【レース回顧】エリザベス女王杯 2017

秋のG1戦線も中盤戦に入り、重/雨続きだった先月から久しぶりに良馬場でのG1レースとなった。

今年は3歳勢ではソウルスターリング(天皇賞出走)やアドマイヤミヤビ(引退)などが出走できなかったのは残念だったが、秋華賞上位3頭が出走。一方の古馬たちも実績馬揃いで、混戦が予想された。

そんな中で人気に推されたのは、今春にドバイターフを勝利したルメール騎乗のヴィブロスで、単勝オッズは 2.8倍。少し離れてルージュバック 6.2、ミッキークイーン 7.2、ディアドラ 7.4、モズカッチャン 7.7までが10倍を切るオッズで拮抗。さらにスマートレイアー、リスグラシュー、クイーンズリングが続いた。しかし18頭中7頭が単勝万馬券となるオッズだった。

予想

予想記事でも書いたが、他のレースを見てみると内よりも中ほどがよく伸びる印象で、逃げ粘るのは難しそうだった。順当にヴィブロスを本命視することも考えたが、混戦ということもあって思い切った予想をしてみた(思い切りすぎたか)。

◎ (13) ジュールポレール
○ (16) ヴィブロス
▲ (3) トーセンビクトリー
★ (6) リスグラシュー
△ (5) モズカッチャン
△ (10) ミッキークイーン
△ (11) ディアドラ

購入馬券
本命視したジュールポレールからの馬券に加えて少し買い足した。
単勝:13、3

複勝:13

馬連:13-10,16,17(3点)

ワイド:13-3,10,16、3-10,16(5点)

3連複:10,12,16,17(BOX 4点)

レース結果

展開・結果

クインズミラーグロが最内枠からハナに立ち、クロコスミア、マキシマムドパリ、ヴィブロス、モズカッチャンなどが続いた。ルージュバック、ミッキークイーン、リスグラシュー、ディアドラは後方追走。1000m通過が1.02.0のスローペース。3〜4コーナー中間辺りから徐々に馬群が固まり始める。

直線に入るとクインズミラーグロを交わしてクロコスミアが先頭に立った。マキシマムドパリをはさんでモズカッチャンは内、ヴィブロスが外を追い上げる。後方にいたミッキークイーンが外から伸びてきた。クロコスミアが粘るところをゴール前でモズカッチャンが捉え、クビ差で勝利。追い込んだミッキークイーンがアタマ差で3着。ヴィブロスは伸びきれず5着だった。

各馬状況

ジュールポレール(10人気 16着)
中団やや後ろからの競馬。4コーナーでは後ろから来たミッキークイーンと並んで上がってきそうな感じもあったが、伸びずに失速。やはり距離の問題だろうか。

ヴィブロス(1人気 5着)
好位追走だったが、スローで押さえ気味のようだった。その分最後は伸びを欠いてしまったか。距離は問題なさそうだがいつもの伸び脚がなかった。

トーセンビクトリー(11人気 10着)
中団追走も伸びがなく10着。あとから思えば調教に少々難があっただろうか。

リスグラシュー(7人気 8着)
出遅れて後方から。勝負どころでも動けず、上がりこそ最速だったが上位進出はならず。

モズカッチャン(5人気 1着)
好位で進み、4コーナーでは2番手まで押し上げた。粘るクロコスミアをクビ差捉えての勝利。オークス、秋華賞では惜しい結果だったが、ついにG1初勝利。

ミッキークイーン(3人気 3着)
終始中団後方10番手付近を追走。直線で一気に追い上げて勝馬とは、クビ、アタマ差。最速の上がりだったが、先行勢を捉えきれずに昨年と同じ3着。

ディアドラ(4人気 12着)
中団で進めたかったようだが実際には後方2番手。調子も良さそうだったが、案外伸びず惨敗。流れも向かなかったか。

クロコスミア(9人気 2着)
ハナを切ると踏んだが内のクインズミラーグロが行ったので2番手からだったが、結果的には良かったのだろう。前走の逃げ切りも含めて本格化したといえるのではないか。

マキシムドパリ(12人気 4着)
昨年は9着だったが、2年前の秋華賞3着で今年も2000mのG3戦を2勝。人気はなく外枠だったが、3番手追走からよくがんばった。

  所感

今回は過去10年の良馬場では最も遅い勝ちタイム(2.14.3)だった。前半がかなりのスローで上がりが全体に速く、後方の馬たちは届かなかった。実際、ミッキークイーン以外の上位勢は全て好位からの競馬。スローペースという展開もあり、完全に位置取りの差が出た。その意味ではミッキークイーンの伸び脚が目立った。

スローだった展開面から見ればやはり各騎手の判断の影響が大きかったと思う。残念だったのは武豊騎手が騎乗できなかったことで、騎乗していればまた違った結果もあっただろうが仕方のないことである。

来年への覚書

人気
人気は関係なく、展開面など他の要因で判断すべきだと思う。

レーティング
直近のレースのレーティングが一定以上(109以上)から選ぶのが良いだろう。今回は上位3頭を含む9頭が該当した。

3歳馬
秋華賞の成績だけでなく、そのトライアルとオークスの実績を考えるべきだろう。