【G1予想】菊花賞 2017

第78回 菊花賞  G1 

京都 芝外 3000m

[memo title=”レース情報”]1938年、セントレジャー(英クラシック三冠レース)を範として京都農林省四歳呼馬の名称で創設された、長距離レースです。1948年から現在の菊花賞の名称となりました。皐月賞、日本ダービーと合わせてクラシック三冠レースとして有名です。
1979年のみ京都競馬場改修工事により阪神競馬場で行われた以外は、全て京都競馬場の芝3000mで行われています。向こう正面からスタートして、2度の坂越えを含みコースを1周半します。スタミナだけでなくスピードも要求されるタフなレースです。近年は、距離適性などを考慮して、天皇賞(秋)や凱旋門賞を目指す馬も多くなっています。[/memo]

レース 傾向

過去10年の傾向

まずは、2007〜2016年の成績を見ていこう。

人気・枠

1人気が(5-1-2-2)と断然の成績。着外は、ワンアンドオンリー(9着)とリーチザクラウン(5着)。9人気以下の勝利はなく、2桁人気馬は2,3着が1度ずつ。基本的には堅く収まると見て良いだろう(不良馬場だった2012年も1-5-3人気で決着)。

枠はやはり内が有利な傾向にある(1,2枠が3勝ずつ)が、連下の成績は外枠もあまり差はない。むしろ挟まれる真ん中の成績が低迷。特に7〜9番は馬券に絡んでいない。

脚質・馬体重

逃げ(0-0-1-9)、追込(0-2-1-47)は苦戦。先行(8-3-3-22)が断然。特に4コーナーで2〜5番手は(9-4-4-29)。道中はともかく、2周目の坂下あたりから押し上げないと苦しいだろう。

馬体重は、480〜499kgの成績が良いが極端な軽量馬や大型馬でなければ問題ない。但し、増減は、-2〜+6kgが(10-6-8-101)。2桁以上の増減は人気馬でも避けたほうが良さそうだ。

産駒

サンデーサイレンス系の種牡馬に良績が多い。今年の出走馬だと、ステイゴールド(2-1-0-9)、ディープインパクト(1-2-1-20)、ジャングルポケット(1-0-0-6)、ハーツクライ(0-1-0-5)である。

前走

同じトライアルでも神戸新聞杯(8-6-5-54)とセントライト記念(1-2-2-40)と差がついている。2013年3着のバンデはセントライト記念6着の後、兵庫特別(1000万)を使っている。2009年優勝のスリーロールスは9月に1000万条件を2戦(5,1着)後だったが、いわゆる伝説の新馬戦と言われたレースで4着(1着アンライバルドは皐月賞馬、2着リーチザクラウンはダービー2着、3着ブエナビスタは桜花賞・オークス馬)だった。

前走着順で見ると、1着(6-1-5-43)、2着(4-8-2-30)。掲示板に載っていなければ、馬券に絡むのは非常に困難である。人気は2桁人気でなければ気にする必要はなさそうだ。

ちなみに、デビュー戦勝利馬は(6-5-4-48)で好成績だが、6着以下も(2-1-2-33)とそれほど悪くない成績で、むしろ2,3着で惜敗の方が好走率は低い。

ダービー出走馬

クラシック最後のレースということもあって、ダービー出走馬の参戦は多いが、今年はダービー上位3頭が出走しない。調べてみると、2000年以降に2回あった。

 2002年
1着 タニノギムレット
2着 シンボリクリスエス
3着 マチカネアカツキ
ダービーを最後に引退
天皇賞(秋)へ
長期休養
2012年
1着 ディープブリランテ
2着 フェノーメノ
3着 トーセンホマレボシ
英遠征後に故障で引退
天皇賞(秋)へ
ダービーを最後に引退

では、これらの年のダービー出走馬の菊花賞成績はどうだったか。

ダービー
着順
菊花賞
着順(人気)
 2002年
メガスターダム
アドマイヤドン
バランスオブゲーム
ノーリーズン
ヤマノブリザード
タイガーカフェ
バンブーユベントス
ダイタクフラッグ
ファストタテヤマ
4
6
7
8
9
10
12
13
15
3 (3)
4 (5)
5 (6)
中止 (1)
9 (7)
13 (11)
7 (13)
1 (17)
2 (16)
2012年
ゴールドシップ
コスモオオゾラ
トリップ
エタンダール
ベールドインパクト
5
6
7
8
9
1 (1)
17 (9)
16 (15)
10 (8)
4 (10)

これらの菊花賞上位馬のステップはどうだったか。

 2002年  前走
1着 ヒシミラクル
2着 ファストタテヤマ
3着 メガスターダム
神戸新聞杯 6着
札幌記念 13着
神戸新聞杯 4着
2012年  前走
1着 ゴールドシップ
2着 スカイディグニティ3着 ユウキソルジャー
神戸新聞杯 1着
セントライト記念 2着
(1着はフェノーメノ)
神戸新聞杯 4着

2002年はノーリーズン(神戸新聞杯 2着。1着はシンボリクリスエス)がスタート直後の落馬による競走中止。1人気でもあり上位入線は確実だったと思われる。

レーティング

先週の秋華賞でもレーティング上位馬の成績はまずまずだった。菊花賞ではどうだろうか。データの都合上、過去2年分と今年の上位分を掲載する。

近3走順位
(max値)
前走値
2015年
1着 キタサンブラック
2着 リアルスティール
3着 リアファル
4着 タンタアレグリア
5着 サトノラーゼン
4
1
3
6
1
112
112
115

2016年
1着 サトノダイヤモンド
2着 レインボーライン
3着 エアスピネル
4着 ディーマジェスティ
5着 ミッキーロケット
1
4
3
1
4
115
113
108
112
114
2017年
アルアイン
ダンビュライト
マイスタイル
ミッキースワロー
キセキ
クリンチャー
サトノアーサー
1
2
3
4
4
4
7
111
112

114
114

113

 

レース予想

今週も雨で重い馬場になりそうだが、先週と昨日のレースを見ていると、ペース次第で前残り、差し・追込のどちらもありうる。日曜日の午後はさらに雨が多く馬場は悪化するだろう。また、台風の接近により風の影響も考えられる。気象庁によれば、すでに大雨警報、強風注意報が発令されている。

枠順からしてウインガナドルがハナを切るだろう。もしかするとアダムバローズが競って行くかもしれない。アルアイン、ミッキースワロー、ダンピュライトは外目の枠だが好位につけたいだろう。キセキはそれほどこだわらず、スタート次第だろうか。ペースは遅くなりそうだが、前が競り合えば、大逃げになる可能性があるかもしれない。

ペースが上がるのは、やはり2周目3コーナーの下り坂あたりだろう。後方の馬も進出していかないと厳しい。4コーナーでは有力馬が一団ということもあるだろう。

予想印

◎はサトノアーサー。ダービーは初の移動に加えて後方からの競馬でスローな展開が応えて力を出せなかった。前走では上位2頭とはキレ脚の差が出たが、この馬場と枠順を考えれば差はないだろう。鞍上も7年ぶりの菊花賞制覇を狙う。

キセキは、前走神戸新聞杯ではレイデオロには離されたが、2着を確保。切れる脚がこの馬場でも通用するのか、外目の枠なので前半は押さえて、勝負どころから動いていくのではないだろうか。

ダンビュライト。皐月賞、ダービーでも好走。トライアルの神戸新聞杯もまずまずの走り。不良馬場のデビュー戦では圧勝していて馬場にも不安はない。

アルアイン。皐月賞馬。ダービーでは力を発揮しきれなかった。距離適性にはやや不安が残るが、トライアルのセントライト記念ではミッキースワローに屈して2着だった。本番のここで力を発揮できるか。

スティッフェリオは7月に500万を勝ちあがり、1000万では3着もセントライト記念では4着と好走。重馬場巧者がこの馬場・好枠で浮上する。

サトノクロニクルは京都巧者。G2京都新聞杯でもタイム差なしの2着もあり、トライアルのセントライト記念も3着。僚馬サトノアーサーとのワンツーもありうる。

ミッキースワローは前走のセントライト記念で強烈な印象を残した。この馬場では末脚は厳しいか。また関東馬(美浦調教)の実績が厳しいのもマイナス材料。

予想印
◎ (8) サトノアーサー
○ (13) キセキ
▲ (15) ダンビュライト
★ (16) アルアイン
△ (3) スティッフェリオ
△ (11) サトノクロニクル
△ (12) ミッキースワロー