【G1予想】秋華賞 2017

第22回 秋華賞  G1 

京都 芝 2000m

[memo title=”レース情報”]過去には牝馬三冠レースは、桜花賞、オークス、エリザベス女王杯でした。1996年、エリザベス女王杯に古馬も出走できるようになるのと合わせて、3歳牝馬限定のG1競走として創設されました。
また、このレースの後、中3週でエリザベス女王杯に挑戦する馬も多くいますが、古馬の壁は厚いようです。[/memo]

レース 傾向

トライアル出走馬

このレースへのトライアルレースは、紫苑S(中山芝2000m) 及びローズS(阪神芝外1800m)だが、秋華賞が行われるのは、直線に坂のない京都芝2000m、しかも内回りということで、トライアルと本番では異なる適性が求められる。その影響なのかトライアルで力尽きるのかわからないが、特に両レースの優勝馬は案外苦戦している。

トライアル優勝馬の成績

紫苑S優勝馬 ローズS優勝馬
2016 ビッシュ(10) シンハライト(−)
2015 クインズミラーグロ(9) タッチングスピーチ(6)
2014 レーヴデトワール(13) ヌーヴォレコルト(1)
2013 セキショウ(8) デニムアンドルビー(4)
2012 パララサルー(−) ジェンティルドンナ(1)

()内は秋華賞の着順。シンハライト、パララサルーは両レース後に引退。

ローズS優勝馬が好走するかどうかの判断は、オークスでの成績である。オークス4着以内の場合、2-3-1-1(未出走 1)だ。着外はデニムアンドルビーの4着だが、3着とはハナ差で十分好走と言えるだろう。

この点でみれば、今年のローズS優勝馬のラビットランは消し(オークス未出走)と言えるが、この馬は春まではダート路線を使っていたこともあり、判断に迷う。

紫苑Sは昨年から重賞に昇格し、今後は傾向が変わってくるかもしれない。

前走としてのトライアル

優勝馬こそ苦戦していると書いたが、現実的には馬券に絡んでいるのはほとんど両レースからの馬たちである。昨年は7着、一昨年は6着までが両レースからの参戦だった。あと数は少ないがクイーンSも好調。それ以外では、9月以降のレースで3着以内だったことが最低条件(例外はダートのシリウスS、宝塚記念)である。
この点では、タガノヴェローナ、リカビトス、ヴゼットジョリーが脱落。

トライアルレースではやはり掲示板に載っていないと厳しく、例外は2頭のみ。ハローユニコーン、レーヌミノルは評価を下げたいが、ブラックスビーチは微妙なところ。

レーティング

G1は格だとよく言われる。実績を積んできた馬が活躍することが多いが、上がり馬や時折数字に現れないような場合もある。そのあたりは難しいが、G1では一つの目安としてレーティングが有効だと思う。

アエロリット、リスグラシューの2頭は安定して高い数値を出している。単純にみればこの2頭が◎○だろう。この2頭を含めて上がり馬など9頭がレーティング面では有力である。

レース予想

雨で重い馬場になりそうだ。ここ10年では2011年に稍重だった以外は全て良発表。但し2012年は前日の雨の影響もあったのか時計がかかっている。ちなみに2011年は中京改修の影響で7月に京都開催があった。

カワキタエンカが逃げそうだ。スタート次第ではアエロリットが前走のようにハナに立つ可能性もあるが、内回りとはいえ無理に行くことはないだろう。先行したい馬は外寄りに多いので、先団争いで1コーナーまではごちゃつく場面もありそう。

ペースが上がるのは3コーナーの下り坂、残り8ハロン付近。外回りほどの高低差がなく、コーナーワークも難しいし直線も短い。やはり差し追込勢の好走率は落ちる。差し届かないわけではないが、ペースと位置取りが重要となろう。

予想印

◎はアエロリット。桜花賞では唯一後方からの競馬となったが5着に健闘。NHKマイルC、クイーンSを連勝。クイーンSでは初めてハナを切る競馬で押し切った。今回最内枠でスタートさえ決めれば間違いなく勝ち負け。稍重の桜花賞や雨でも好走実績がある。京都も2000mも初めてだが、内回りなら問題ないだろう。

リスグラシューは、オークスでは5着だったが、2つのG1含めて全レースで3着以内と堅実。ただ勝利からは約1年遠ざかっている。鞍上はこのレース3勝だがこちらも2005年以来勝利がない(2着 1回、3着 1回)ので、何とか勝ちたいところだろう。

▲ミリッサ。賞金面などから春のクラシックには出走できなかったが、堅実な走り。500万、1000万を連勝し、前走ローズSでは◎を打ったのだが、後方内の位置取りが災いして直線でもたついた(馬群に慣れさせる作戦?だったようだが)分だけ着を落とした。位置取りさえうまくいけば、直線で一気に差し切る可能性もありそうだ。

ファンディーナ。皐月賞後の休み明け前走では、+22kg。流石に重め残りではあったが復調を感じるレースだった。今回、調教後の馬体重でも変わらず526kg。過去10年で500kg台で馬券に絡んだのは2008年プロヴィナージュの3着のみである(この馬は元々ダート路線だった)。能力は認めるが評価は下げざるを得ない。

ラビットランはローズSの勝ち馬。芝経験は2戦しかなく、ローズSは恵まれた感じがしてならないが、消す理由も少ない。

カワキタエンカしはローズSであわやの逃げ。ただ今回は目標にされるだろうし、アエロリットの出方も気になる。それでもコースなどを味方に逃げ残りの可能性は十分。

ディアドラは桜花賞、オークスで善戦。オークスを挟んで、500万、1000万を連勝し、前走紫苑S勝ち。毎回上がり上位の脚を使っている。京都の重馬場実績もあり侮れない1頭である。

他にもモズカッチャンレーヌミノルなど好走しそうな馬は多いが印がまわらない。

予想印
◎(1)アエロリット
(7)リスグラシュー
▲(11)ミリッサ
★(16)ファンディーナ
△(2)ラビットラン
△(8)カワキタエンカ
△(14)ディアドラ