(事前分析)オークス

今週は…

オークスである。先週のヴィクトリアマイルに続いて牝馬によるG1競走で牝馬クラシックの二冠目にあたる。

この時期の3歳牝馬には、東京2400mのコースはかなり厳しいだろうと思う。それだけに好走条件があるはずだ。

過去の好走馬の傾向を調べてみたいと思う。なお、データは2006〜2016年の1〜5着馬(11年×5頭で計55頭)を調べたものである。

 

好走馬の傾向

キャリア

デビューから、3〜11戦と幅広いが、4走(11頭)、5走(10頭)、7走(14頭)が多い。

キャリアの少ない好走馬

デビューから3戦、つまりオークスが4戦目という馬は4頭。

 年 馬名 デビュー 2戦目 3戦目 4戦目
2006年 カワカミプリンセス 2/26 阪神
新馬 1着
君子蘭賞
500万 1着
スイートピーS
OP 1着
オークス
G1 1着
2007年 ミンティエアー 1/28 東京
新馬 1着
ミモザ賞
500万 3着
フローラS
G2 2着
オークス
G1 4着
2009年 レッドディザイア 1/4 京都
新馬 1着
エルフィンS
OP 1着
桜花賞
G1 2着
オークス
G1 2着
2016年 ビッシュ 2/21 東京
新馬 1着
500万 1着 フローラS
G2 5着
オークス
G1 3着
2017年 ミスパンテール 7/30 札幌
新馬 1着
チューリップ賞
G3 2着
桜花賞
G1 16着
オークス
G1 ?着
レッドコルディス 10/10 京都
新馬 1着
君子蘭賞
500万 5着
フローラS
G2 5着
オークス
G1 ?着

レッドコルディスは2戦目の梅花賞(500万)出走取消があった。

過去の好走馬に共通しているのは、「年明けデビュー」「新馬勝ち」「OP/重賞で好走」していることである。

【今年の該当馬】
該当馬なし

キャリアの多い好走馬

逆に8戦以上の馬は9頭。好走条件は以下の4つ。

桜花賞上位馬が不在

ラブカーナ(2007年 8人気 3着)→桜花賞1,2着(ダイワスカーレット、ウォッカ)が未出走で混戦。

桜花賞と阪神JF両方に出走していずれかで4着以内

アサヒライジング(2006年 7人気 3着)→阪神JF 5着、桜花賞 4着
エフティマイア(2008年 13人気 3着)→阪神JF 17着、桜花賞 2着
アニメイトバイオ(2010年 11人気 4着)→阪神JF 2着、桜花賞 8着

重賞4戦出走

ニシノアカツキ(2014年 17人気 4着)→フェアリーSG3 2着、クイーンCG3 3着、フラワーCG3 10着、フローラSG2 5着

前々走勝利で前走重賞で連対またはOP勝ち

エリンコート(2011年 7人気 1着)→前々走 500万 1着、前走 忘れな草賞OP 1着
ブランネージュ(2014年 7人気 5着)→前々走 500万 1着、前走 フローラSG2 2着

【今年の該当馬】
ハローユニコーン(前々走 500万 1着、前走 忘れな草賞OP 1着)

桜花賞凡走馬

前走が桜花賞組は出走数が多いこともあるが、2006年以降 8-6-5-69 と他を圧倒している。もちろん、桜花賞上位組の成績は良いのだが、桜花賞惨敗後に巻き返してきたパターンもある。

ルージュバック(2015年 桜花賞 9着→オークス 2着)メイショウマンボ(2013年 桜花賞 10着→オークス 1着)、トールポピー(2008年 桜花賞 8着→オークス 1着)、フサイチパンドラ(2006年 桜花賞 14着→オークス 2着)

桜花賞 8着以下からオークスで馬券に絡んだのは、この4頭のみだが、掲示板に載ってきたのはさらに5頭もいる。

2007年のピンクカメオは、桜花賞14着だったが、その後NHKマイルCを勝利、オークスでは5着だった。これは例外と考えて良いだろう。

条件としては難しいが、「桜花賞の前走(つまりオークスの前々走)の重賞/OPで3着以内かつ重賞連対実績のあること」だろうか。阪神JFの出走有無や着順は意識しなくて良いだろう。

できれば、距離・馬場適性やレース中の不利、仕上がり不足など桜花賞の敗因がハッキリしていればなお良い。

【今年の該当馬】
アドマイヤミヤビ(前々走 クイーンC G3 1着)
ミスパンテール(前々走 チューリップ賞 G3 2着)

桜花賞未出走馬

桜花賞に出走しなかった馬(賞金不足などで権利がなかった場合やオークスを目標にしていたなど)の好走実績は結構多くて条件も難しい。

キャリア 3戦/8戦以上の馬については、先述した通りなので除外すると残ったのは15頭。

前走で重賞/OPで連対

前走が皐月賞(11着)だったバウンスシャッセを除く14頭は全馬がクリア。

新馬戦 3着以内

ニシノフジムスメは、1着入線後6着に降着なのでクリアと見て良いだろう。アグネスワルツ(8着)、エバーブロッサム(6着)の2頭のみ対象外だが、この2頭はいずれもキャリア 4戦で2戦目に未勝利勝ち、3,4戦目は重賞連対の共通点があった。

ローテーション

全頭とも前走は4,5月で中2〜3週である。唯一の例外は忘れな草賞の優勝馬だ。フローラS、スイートピーS組が多い。

【今年の該当馬】
すべての条件クリア
ヤマカツグレース(新馬 1着、前走フローラS 2着)
カリビアンゴールド(新馬 1着、前走 スイートピーS 2着)
一部条件クリア
モズカッチャン(前走フローラS 1着)
ハローユニコーン(前走 忘れな草賞 1着)
ブラックスビーチ(前走 スイートピーS 1着)

まとめ

いくつかの好走条件を調べてみた。

今年の出走馬の中にも何頭かが該当するが、決め手に欠ける感じだ。現時点では、印をつけるとしても△までだろうか。

最終的には、他の要因や状態などを合わせて考えたいと思う。